唯一、いってみたかったのが、魚介系旭川ラーメンの名店「蜂屋」の本店。
のれんをくぐろう。
ここは午後3時、15時閉店。
気になったのだけど、ドアの向こうはすぐに店内。真冬の零下30度とかのときに、お客さんが入店するたびにロシアからの瞬間冷凍冷気がぶゎーっと流れ込んでくるのではないんじゃね?よけいなお世話かもしれんが。
熊本ラーメンのように見えるが魚介系でくどくない。(熊本どとんこつは寄るとしなみに勝てずもう無理^ – ^)黒いのはラードを焦がしたやつとか。
麺を少なくしてくれんね、とリケジョ風の女子にお願いしたらできませんと、一蹴された。
麺よりスープの方が貴重なのだろう。
900円でなんだお前もかと思ったけど、材料費がかなりかかっているはず。
店員も有無もいわせない体育会系でにらみをきかせる高齢の店主は圧の強い天下人の存在感。
この界隈はかつて旭川の中心街だった雰囲気。
その中心はここ。
創業九十周年を迎えた3番館。
旭川の町は丁目が綺麗に整列して順番に地区割りがされている。
3番館は熱烈な虎ファンのようだ。
四条は京都のように「しじょう」とは呼ばす、「よじょう」という。
なかなかみどころがある。ようやく旭川の根っこに近づいてきた。
入り口で迎える銀座商店街の七福神。寿老人はどこかアイヌのかたのような。
イオンは駅前だけかと思ったら、旭川の高速道路沿いにも巨大店があり、根こそぎ旭川の小売店を制圧している。
旭川駅の方に向かう。
さすが道内第二の都市の繁華街。
南国に憧れるのだろうか。やすらぎも求めている。
北海道の支店都市の風情。道北、道東、道南の結節点にあたり、金融機関、保険会社などの支店だらけで商業都市そのもの。「札幌の本店にいたときは、稚内支店のときは、、、」そんなサラリーマンの声が聞こえてきそう。
この町は猛烈な風の吹くウインディーシティー。真冬の吹雪はこたえるだろうな。5月前だというのにヒートテックと、ユニクロの軽いダウンのお世話になる。
まるでシアトルかシカゴ。
4時半には夜があける。のぞむところ。
ホテルの眼下の大雪山のビアホールにいきそびれた。