光が丘IMAパーキングのいやらしさ

昭和62年できたこの街も居住者が高齢者となって、お年寄りが目立つようになった。

近くの大型商業施設「光が丘IMA」には大きなDAISO、くら寿司、ケンタッキー、マクド、北海道物産店などのほか最近のリニューアルでは高級スーパー紀伊国屋やシューマイの崎陽軒なんかもできてよかったよかったと子供のように喜んでいた。


駐車場は3か所あってメインでないほうはごくふつーに駐車券発券機から駐車券を受け取り、買い物してサービス券をもらいでるときに精算するというありきたりのパーキングだった。

だった、というのはあるひとつぜん「ありきたりでなくなっていた」からだ。「富士山駅」のようにあるひとつぜん「力による現状変更の試み」がされたのである。


(プロローグ)

ある日、駐車場の入口と出口の発券機と精算機そしてバーがなくなっていた。

いつものように「肉のあまいけ」で買い物をして平日千円以上のお買い物で2時間無料のサービス券をもらい、変化に戸惑いながらもいつものように車を精算機とバーのない駐車場からだした。精算のしようがないからである。

おそらくアキバのヨドバシカメラ本店の地下駐車場のように磁気を検知して出庫できるようになったのだろうと理解した。


(日常のくらし)

いつものように「DAISO」のとくにさしせまって買わなくてもいい雑貨一式と「くら寿司」の持ち帰り寿司を手に駐車場にむかうと、おばさんになる寸前のおねえさんが見かけない小さな黄色い機械をいじっていた。

見るとそれは駐車場の「精算機」だった。なんだこんなんがあったんだ。


(事件の発生)

精算機の前に立つとまず、「お車の4桁のナンバーを入力してください」とおねえさんがやさしくいった。

なんでと思いつつ「〇✖▼◆」と入力する。

(衝撃がはしる)

画面がかわり、愛車の映像がどアップで現れた。

くっきりばっちりナンバープレートが映っている。

犯罪に使われた車両のようだった。

(冷静になったところで)

求めに応じ2時間無料のサービス券のQRコードを読ませる。


(ありえない光景が)

「300円の料金不足」

「過去の未精算のぶん」だという。

そんな「過去」はわたしにはない、税金も公共料金もネットショッピングも請求があればすぐに振り込んでいる。

「若いときのあやまちのかずかず」はいまだに自分の中で精算できていないでいる。

40分ほど駐車しただけでどうしてと責任者をだせと精算機にすごんだが、「料金をいれてください」と役所の窓口のような機械みたいな声でくりかえすばかり。


(その場を離れたい一心で)

責任者にクレームをつけにいくにはジムの帰りの炎天下の脱水症状下、管理会社に電話したり、「無添くら寿司」の熟成マグロ半額にぎりだのヤリイカなんかを手に持ったまま説明しなくてはならない。マグロもイカも乾いた喉もコロナ対策もそんな悠長なことをいってはいられない。

しかも、温厚な紳士で通っているわたしが300円のために大騒ぎして吠えるなどもってのほかであると自分を納得させる。


(やむをえない行動を選ぶ)

示談を選んだ。300円で済むならと。

そうと決めたものの、100円玉を投入するのをためらっていると、おねえさんは「あと100いれてください」と催促までする。

「いれていただけませんでしょうか」だろ、と紳士は精算機をののしる。


(車にもどり)

あの未精算とはなんのことだろうかと冷静になる。

ふと、こないだのことを思いだした。サービス券もっていたのに結果的に精算機を通さなかったぶんのことをいっているのだろうか。

(エピローグ)

ここのパーキングシステムは入口で車のナンバーを盗撮し、駐車料金を未精算で走り去ると、精算機のおねえさんは傷を生涯忘れず覚えていて次回やってきたときには始末をつけてもらうという、盗撮映像で未収金を管理するシステムだった。

盗撮というのは景色にたまたま写り込んでいたというのではなく、利用者の許可なく車両とナンバーの番号まるごとすべてを撮影しているからだ。利用者から提供された個人情報はその保護を遵守するとあるが提供した覚えはない。

いままでと同じシステムでなぜいけないのか?

駐車料金を支払わないとバーが上がらないなかで不正使用がどれだけ発生したのか?

料金を徴収するためにどうしてもナンバーを撮影する必要があるのか。車の足取りを記録させられないといけないのか。


個人情報保護法16条1項

「一定の場合を除き、あらかじめ本人の同意を得ないで、利用目的の達成に必要な範囲を超えて、個人情報を取り扱ってはなりません」


こんないやらしいことを考えつくくらいなら、サービス券と精算システムをリンクさせ、「過去の未精算など発生させないシステム」に向かうべきではないか。

月極契約の双方合意の上の登録車両の精算であれば問題なかろうが不特定多数の車両の個人情報管理につながるIT利用は問題がある。


酒の提供の取り締まりに銀行や酒の卸問屋を使おうとしたコロナ対策の政府の方針同様、システムの開発者の頭を使う方向が間違っていると思う。


ぼくは気づかないまま「置き逃げ料金踏み倒し」したことになっていた。おなじような高齢の犯罪者はほかにもいるのではないだろうか。

LOCATION | 【公式】シティインデックス練馬光が丘 (cityindex.co.jp)

「暮らしが輝く、欲しいものが揃う街」

日常を満たす多機能複合型施設「光が丘IMA」

「暮らしが輝く、欲しいものが揃う街」での「満たされない」できごとだった。

わたしが遅れているだけなんだろうか?

2021/8/6


作成者: user

還暦を迎えてますます円熟味を増す、気ままわがまま、ききわけのないおやじ

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