
SSD(起動ドライブ)の部
値段も安くなったし1TBでいこうかと思っていたものの、起動ドライブにはごちゃごちゃたくさんためこまず基本的なプログラムのみをインストールするつもり。
このマシンは1号機の業務PCとして位置づけ、仕事に必要なアプリケーションを中心とし、あちこちのサイトから素性のわからんアプリをダウンロードしたりなんかしない。なによりデータをダメージから守る。
アプリのお試しや実験はサブマシーンとなる2号機(旧1号機)にまかせる。
WEB 上にはおもしろそうだけど得体のしれないソフトがあふれている。
得体のしれないソフトを試してみるのもこれまたネットの醍醐味だ。
2号機は最悪ダウンしてもいいくらいに考える。
もっともなにかの不具合で1号機が使えなくなったときに備え業務ソフトもいれておく。3号機は10年物ながら大活躍してくれているじいじPCでストレージ中心の映画・動画専用機だ。
ということから512GBを選ぶ。

メモリーの部

料理に例えると、CPU は「料理人」でコアの数は料理人の人数、OS起動SSDはガスや水道、冷蔵庫、電子レンジなどの性能や容量の大きさ、つまり「厨房設備」、そしてこのメモリーは作業場である「まな板」の大きさをあらわす。
性能のいいPCは焼く、炒める、煮る、蒸す、揚げる、なんでもこい。
料理人はマザーボードのなかに住み込みで休日なしで働いてもらう。通勤することはできない。
冷蔵庫、冷凍庫、食品倉庫はHDDで増設できる。
単身赴任者のレオパレス21の台所と東京飯店の厨房の違い。
たいした料理もつくらないならこじんまりとしたレオパレスPC でいい。
ハイエンドモデルであるゲーミングPC となると作業場や料理人とまな板はできるだけ多く、広いほうがいい。しかも腕のいいシェフをあちこちからつれてきて。
ぼくのPC には追加しないけど、より高速な細密な動画処理をするためにゲーマーは高価なグラフィックボードを別途とりつける。
ゲーマーは椅子まで特別なのを購入する。長く作業しても疲れない。だから彼らのPCはとにかくお金がかかる。
ゲーマーでもチーマーでもないぼくは8GB を2本。
これはいま組み立てるPCとしてはマストの容量。旧1号機は4GB2本。16GB2本はそこまで料理するわけでもなくいいかとなった。
2本で15,085円。
電源ユニットの部

「玄人志向」。この国内メーカーもぼくの側近だ。これまで電源ユニットの存在は軽く考えていて、テキトーに選んでいた。あらかじめケーブルが数本束になってくっついているのをつけてしまいHDD増設のさいケーブルが足りなくなってしまったことがある。
そのため、SATA給電用ケーブルが別になって8本も付属しているプラグイン仕様を選んだ。必要な分だけソケットにケーブルを差し込んで使う。Amazonではこの8本ケーブルタイプだけが品切れとなっていたためヨドバシドットコムに発注した。
今後のパーツの増設に備え750Wとした。
10,247円。
BDドライブの部

もうBDドライブはいらんと追放しようとしたが、冷静になって考えるとあったほうがいいかと。
たしかにWindows のOSのインストールもこの時代はもう円盤もいらずUSBメモリーから起動させるわけだし動画処理は3号機にやらせるためたしかにいらん。
ところがあの高価だったパイオニアの4Kドライブが安くなっていたのだよ。
5年の歳月はおいらを高齢者にし、パイオニアの4KBD ドライブを手の届くところまでお手頃にした。
4K対応のことを「UltraHD」と表記する。
14,282円。
さいきんLG電子の4Kモニターに買いかえたばかりだし、せっかくならと組み込むことにした。
ケースの部

ツクモさんでお見合いしてひとめぼれしたケース。おもえばかわいいかわいくないは別としてひとめぼれの人生だったなぁ。
こればかりは本人を、実物を見ることなく、親がすすめる人と結婚するようなことはぜってーしたくないと現地に足を運んだ。
銀座のネオンのように妖しく、高級感にあふれ気品さえ感じる。
パネルは側面が黒みがかった硬質ガラスとなっていて、パリコレのようにモデル(パーツ)がシースルーでばっちし見える。
MicroATXのこぶりのケースも選択肢のひとつだったがその後のドライブの増設に備えミドルタワーとした。
ツクモさんのショールームで見させていただいたことから、ツクモショップのサイトから発注した。おやじには義理がたいイチメンもある。
21,000円。
OSの部
これで役者は揃った。windows11も年内といっていたのに先週リリースされた。
Microsoftの広報では「更新可能なPCに順次お知らせしwindows11にアップグレードしてもらう」という。
おいらのいまのPCには「順次お知らせ」がこない。
ぼくたちわたしたちのPC がどんなスペックかMicrosoft社は先刻ご承知で、ぼくたちわたしたちの体内をのぞき、調べることができるシステムになっている。
windowsがインストールされたPCの乗っ取りも可能なアメリカのIT技術のまえにぼくたちわたしたちはひれ伏すしかない。
のぞき見されないためにはインターネットに接続しないことしかない。
それと似たことをやらかそうとした中国のファーウェイをアメリカやイギリスは出禁にしようとした。自分たちが核兵器をもつのはいいけどほかの国はもっちゃだめ、のお国柄。
組み立ての部
ところが組み立ての前にふたつの仕事を終えなくてはならない。
今月締め切りのデータの送信完了を見届けてからでないととりかかれない。
とりかかれないわけではないけれど、あれやこれやに気が散って「しばらくたましいを奪われ仕事が手につかなくなる」からである。
こればかりはAmazonで買えない。
2021/10/10