土肥の旅館街をぬけて松崎に向かう途中に駿河湾と富士の絶景ポイントがある。
冬場でもこれほどの富士様におめにかかれることははなかなかない。
そのまま南へ向かう。Facebookのコミュニティー「西伊豆が好き❤」のメンバーからおしえていただいて気になっていた仁科漁港の「おきあがり食堂」と「はんぱた市場」をのぞいてみる。
西海岸はかつて遠洋漁業の基地としてまぐろやかつおとともに賑わった。かつおぶしの「カネサ鰹節商店」の芦沢さんはいまなお製法にこだわり伝統を守っている。
あつあつのごはんにのせて醤油をかけていただこう。
「おきあがり食堂」はいか料理が人気で、
とくに「いかさま丼」が名物というがそのふざけたネーミングからかあまり気のりがしない。
あの「いかさま」かと思ったらそうではなく「いか様」だった。これをアップしたイズニーシーのメンバーたちはみなが期待感をもたせるためわざと「いかさま丼」と書いて紹介しているような気がする。いけずで悪いやっちゃ。
「夕陽」はこのあたりの西海岸は夕陽が美しいことで有名でそれにちなんでいる。いかに落ちる夕陽。たまごの黄身を夕陽に見立てたというそれだけのことだろう。「イカス丼」は意味不明だけどメニュー全般なにかしらおもしろくしてやろうという悪戯心があってなかなかよいといいたいところだけど、「いかカレー」、「さざえ丼」なんかはそのまんまやん。みんな期待しているところでもありもっと精進してもらいたい。
昼抜き生活のため昼食はなし。見学しただけで素通りし、下田に向かう。
本日は富士山西麓の「朝霧高原」と「富士市」の道の駅をのぞいてみようとやってきたが、またぞろ伊豆の虫が騒ぎだし長泉沼津インターをあっさりおりてしまった。
きっと、きょうのおいらをみておくれよと富士山がおいでおいでしたんだろうと思う。
(注1)巻頭の富士山の絶景写真「2020/10/21 土肥をすぎ八木沢温泉あたりより望む」参照
あえて小室圭の研究論文風のマスコミ発表ふうにしてみる。なんでかんたんに、ごめんなさい、それは違うというだけの説明文を論文調にせんといかんかわからん。
甥っ子と娘がともにICU に通っていたためあまり書き立てたくはないけど、ややこしいひとたちだ。もうこれからはこれに懲りて皇室の子弟をICUで学ばせることはなくなるだろう。もっとやっかいなことになりそうな早稲田にやることもないだろう。
(注2)巻頭の富士山の絶景写真は別添地図参照のこと
さらに水がしたたるように南下する。
松崎は西伊豆きっての都会で首都ともいえる。(注3)
(注3)首都とは日本では「東京」、アメリカでは「ニューヨーク」、中華人民共和国では「北京」をさす。
途中「道の駅ー下賀茂温泉湯の花」に立ち寄る。
野菜が勢ぞろいしている。
テングサの産地。
(注4)天草ー紅藻類テングサ科の海藻で心太、寒天の原料となるものの総称
(注6)下田市市街地は町名がなくいきなり1-11-17とか番地表記となる。脱字ではないことを付記しておく。
下田まできた3つの理由のひとつ。「有限会社山鶴魚問屋」のあじのひもの。「有限会社」がいい。昭和のかおりがする。
40年にわたり下田を歩き回ったのにここをもらしていた。見逃していた。スーパーはおろか、おみやげやに卸すことなく宣伝もせず店頭で販売している。
前回の下田ステイのときの銭湯「昭和湯」からの帰り道、店頭で天日干ししていたおばちゃんと目が合った。
「むろあじ」だった。(注7)
立ち話したあと、天日干し「真あじ」特選200円を6枚買って帰った。なぜ、6枚というはんぱだったかというと、銭湯に行くのに着替えと銭湯セットだけもって財布をもたず千円札2枚しかもってなかったからだ。
(注7)むろあじー真あじより細長く背が青い。スズキ目アジ科ムロアジ属。伊豆諸島、八丈島特産の「くさや」の原料となる。
「そんなにつくってないから卸したりできない」んだそうだ。値段は変動相場制らしく値札は貼りかえるようになっている。
きんめだいさんはもう手の届かないどこか遠くにいってしまった。
経験したことのないあじのひものだった。ほっくりもっちり脂のうまみが凝縮されて身離れよく皮もつるっとむける。天日干しのおかげだろうか。これまででいちばんといっていいランクのあじの干物と出会えた。今回はおすそわけ分もいっしょにクール便で送ってもらう。