邪道のおまけで釣る、という手を使ってようやく普及に弾みがついた感がある。
情報流出への不信感に加え、「カードをつくっても何の役に立つのか、メリットが感じられない」という声にさらされ続けて幾星霜。
その問題児が令和5年2月9日からの「医療費のお知らせ」のリリースでようやく陽の目を見るときがきた。
「マイナポータル」はマイナンバーの玄関サイトで「スマホ」操作が基本となる。
「医療費のお知らせ」は令和4年の9月とか10月までの受診分しか記載されていない。便利は便利だったけど11月、12月分は領収書から手書きで書き写さないといけなかった。
それがまるっと1年分
「医療費情報」としてダウンロードすることができるようになった。
おもわず「うおーっつ!」と叫んだ。
スマホでそのままプリントする。
「ふるさと納税」の自治体の領収書ともリンクされている。
とはいえ、1年に一度の確定申告のためだけのことだったら、わざわざカードをつくるメリットはあるのだろうかという思いは残る。
さらにリリースされるのが2月中旬以降なら1月中にとっくに申告を終えているぼくのような人たちには意味はない。
通院履歴も知られたくないという人も多かろう。確定申告の情報もばっちし閲覧できるし不信感は払拭できない。
いまだ「日陰の子」かな。