これはネットでも解説されていないようで、ここで書き留めておく。
PC自作のさい、Windowsのダウンロードサイトからwindows11のインストール用のファイルをUSBに取り込む。そして新しく組んだPCにこのUSBを差し込み起動するとwindows11のダウンロードがはじまる。
そこまではいい。
そのダウンロードは本体のこのM.2のSSDに格納されている。
ウエスタンデジタルとの統合に失敗したキオクシア(旧東芝メモリー)の前途は多難そうだけど国産の意地にかけてはいあがってほしい。
さて、それでは問題です。
このwindows11のOSがインストールされたM.2のSSDをとりはずし、フォーマットしたうえであらたに別のPCの起動ドライブとして使いたい。
是か非か、白か黒か、〇か✖か。
まったく新品のマザボ搭載の、インストール用のUSBも差し込んでいない状態のPCにこのフォーマットしたM.2のSSDを取り付け起動する。
すると、どうでしょう。
通常電源をいれるとこのようなBIOS画面になるはずが、
(これが正しく組まれているときの健康な状態の時の画面)
それがいきなりwindows11をインストールしようとして動き出す。
動き出すが、ツールがないためインストールが進まない。
いっしょけんめいおかあさんを探すけれどどこにもいない。
そしてトラブル発生の表示。あたりまえのこと。
M.2のSSDはフォーマットして電気的にデータを浮かせてきれいさっぱり削除、消去したはずが
なにか昔の記憶を呼び起こしたのか、windows11がよろよろと立ち上がろうとしている。
「鹿」の出産のときの産まれたばかりの小鹿のように。
「キオクシや」だからいかんのだろうか。
フォーマットしても目に見えなくなるだけで、あるデータは削除されていないのだろうか。
「起動ドライブ」のファイルは特別なんだろうか。
同じ現象が3回発生したから偶然ではない。
消去してしまったHDDのデータの復元屋は「NTFS」のファイルシステムで見えなくなっただけのデータを復元する。しっかりHDDの円盤に記録され残っているからだ。
「FAT32」、「NTFS」、「exFAT」の3つあるすべてのフォーマット形式で実行しないと残ってしまうのだろうか。
だれか教えて。
だからこのSSDを使いまわしせずにOSのインストール用のまっさらなM.2SSDを新たに購入し組み込むことにした。
最後に組むPCは11世代のCPUを再利用して組むものでwindows10を使っているばか息子に払い下げる予定。
これで、一か月にわたる2機のPCの新設と2機のパーツの組み換えにかかる混乱、騒乱、事件、挫折と絶望、そして廃墟から立ち上がるまでの一連のストーリーが終わる。