フォーマットの亡霊 2023/11/16

これはネットでも解説されていないようで、ここで書き留めておく。

PC自作のさい、Windowsのダウンロードサイトからwindows11のインストール用のファイルをUSBに取り込む。そして新しく組んだPCにこのUSBを差し込み起動するとwindows11のダウンロードがはじまる。

そこまではいい。

そのダウンロードは本体のこのM.2のSSDに格納されている。

ウエスタンデジタルとの統合に失敗したキオクシア(旧東芝メモリー)の前途は多難そうだけど国産の意地にかけてはいあがってほしい。


さて、それでは問題です。

このwindows11のOSがインストールされたM.2のSSDをとりはずし、フォーマットしたうえであらたに別のPCの起動ドライブとして使いたい。

是か非か、白か黒か、〇か✖か。


まったく新品のマザボ搭載の、インストール用のUSBも差し込んでいない状態のPCにこのフォーマットしたM.2のSSDを取り付け起動する。

すると、どうでしょう。

通常電源をいれるとこのようなBIOS画面になるはずが、

(これが正しく組まれているときの健康な状態の時の画面)

それがいきなりwindows11をインストールしようとして動き出す

動き出すが、ツールがないためインストールが進まない

いっしょけんめいおかあさんを探すけれどどこにもいない。

そしてトラブル発生の表示。あたりまえのこと。


M.2のSSDはフォーマットして電気的にデータを浮かせてきれいさっぱり削除、消去したはずが

なにか昔の記憶を呼び起こしたのか、windows11がよろよろと立ち上がろうとしている。

「鹿」の出産のときの産まれたばかりの小鹿のように。

キオクシや」だからいかんのだろうか。

フォーマットしても目に見えなくなるだけで、あるデータは削除されていないのだろうか。

「起動ドライブ」のファイルは特別なんだろうか。

同じ現象が3回発生したから偶然ではない。


消去してしまったHDDのデータの復元屋は「NTFS」のファイルシステムで見えなくなっただけのデータを復元する。しっかりHDDの円盤に記録され残っているからだ。

FAT32」、「NTFS」、「exFAT」の3つあるすべてのフォーマット形式で実行しないと残ってしまうのだろうか。

だれか教えて。

だからこのSSDを使いまわしせずにOSのインストール用のまっさらなM.2SSDを新たに購入し組み込むことにした。

最後に組むPCは11世代のCPUを再利用して組むものでwindows10を使っているばか息子に払い下げる予定。

これで、一か月にわたる2機のPCの新設と2機のパーツの組み換えにかかる混乱、騒乱、事件、挫折と絶望、そして廃墟から立ち上がるまでの一連のストーリーが終わる。

「つよいその根は目に見えぬ。見えぬけれどもあるんだよ。

見えぬものでもあるんだよ。」

金子みすゞ

作成者: user

還暦を迎えてますます円熟味を増す、気ままわがまま、ききわけのないおやじ

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