この違いさえ知らなかった。話にならん。
お手軽でそこそこおいしいから「国内産ワイン」をがぶがぶ飲んでいた。
その正体はアルゼンチンなんかで収穫したブドウを濃縮ジュースにして輸入(オレンジジュースなんかもこの方法で運んでくる)しこの濃縮果汁から醸造したワイン。ぶどうジュースからつくったワイン、ということになる。お酒として輸入しないから関税も低い。いずれにせよ正規のワインのつくりかたではない。
それに対して「国産ワイン」とは
国産ブドウを100%使用して国内製造する。海外のブドウを使って製造をすると、それは国産ワインではあるが、「日本ワイン」とは名乗れない。
さらに、「山梨」や「塩尻」といった地域のブドウを85%以上使用した場合は、ラベルに産地を記載でき名乗れるようになった。
2015年に「日本ワインを世界に通用するブランドにしていこう」という政府の方針で、国税庁が定めたルールという。
山梨を代表する中央葡萄酒の「グレイス甲州」。
2,728円(3,000円 税込)
”日本の固有品種、甲州を世界に知らしめた名門ワイナリー。こちらは、そんなグレイスワインの原点とも言える1本。世界的ワイン・ジャーナリストのジャンシス・ロビンソン女史が日本の代表ワインとして紹介した銘柄でもあります。ほどよい甘味と果実味が口中に広がり、体にスッと沁み入るような、優く繊細な味わいです。”エノテカのSiteより
ソムリエの山口直樹さんのワインのお話は気軽で肩がこらず気取らず楽しめました。そしてスーパーで買える価格帯別はずさないワインリストは参考になりました。
「国内産ワインは買ってはいけない」と一喝された。いやはや無知はおそろしい。
2020/5/23