高級旅館を思わせる、おされーな道の駅が2019年10月に誕生!
伊豆縦貫道狩野川IC隣接の準高速道路サービスエリアといってもいい道の駅。
中伊豆はこれまでとにかくアクセスが悪かった。
天城北道路。無料の自動車専用道路が開通した。2車線の国道は休日はいつも混んでいて、渋滞のたびに憂鬱になったが、南北の縦貫道が東名高速に直結し格段に便利になった。
東海岸の河津から天城越をする途中の道路沿いには名産わさびの直売所があちこちに。それだけ清らかな水に恵まれている。
ソフトクリームにもわさびを練り込んだりしている。休憩コーナーからは清流狩野川の流れを楽しむことができる。
川蟹や猪を使ったメニューも用意されているけれど素通りする。興味がない。売店で販売している、すりおろしたわさびと葉っぱだけでいただくシンプルなごはんのパック200円のほうがずっといい。さわやかな清流によく合う。
清潔な道の駅はいい。
いぜんあの「清里」の道の駅はさぞかしきれいだろうと期待して寄ってみたことがあるけれど、施設も古びて朽ちているのと同じくやる気も失せている駅だことがすぐにわかった。
なによりトイレが汚く、昭和45年の私の通った本城中学校の便所のようだった。世に知れた高原の清い里のスタッフは「どげんかせんといかん」とかいって声をあげないのだろうかと不思議に思った。(あげている最中かもしれない)
東海岸熱川の朝日は熱い。
熱川といえばあの嫁いびりドラマ「細腕繁盛記」の舞台である。
熱川を通るたびにいびり倒される新玉美千代の顔といびり役富士真奈美の決め台詞「犬に食わせるめしはあってもおみゃーに食わせるめしはにゃーずら」を条件反射的に思い出してしまう。
思い出させるほどのすごい伝説のドラマだった。
いまなら半沢直樹だわ。
伊豆大島のなだらかな島影を朝日が浮かびあがらせ、秋のすじ雲を赤く染める。
思い出満載の伊豆高原の別荘地帯とプリンのような形をしたミニミニ富士山の大室山。
ゴーツーキャンペーンはいろんな意見があるだろうけど、おやじは評価したい。
まず助成金や給付金ではないこと。
旅館やホテルの本業はゲストにきてもらって宿や食事を楽しんでもらうことにある。
そのお客さんが宿とは別な理由でこれなくなった。
本来だったら賑わっているところおもてなしができなくなった。
このキャンペーンは宿の本業である「おもてなしができるように」企画されたもので、お客を呼び込み、宿泊料をいただき、スタッフに給料を払い、仕入れ業者や施設関連業者たちに支払いをすることにつなげる支援金、つまり宿が汗をかいて働くことを支援するもの。
給付金はそれはそれでたいへんありがたいけれど、本筋は本業支援につながる支援金こっちだと思うのだ。
2020/10/5